小倉貴久子 活動の記録

2007年

●1月8日~2月23日 NHK-BS 計12回

「ピアノぴあ」

ジュスティーニ、ドメニコ・スカルラッティ、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、ハイドン、ヨハン・クリスティアン・バッハ、コジェルフ、クレメンティ、ドゥシーク、ウェーバー、モーツァルトのクラヴィーア作品を演奏

小倉貴久子、NHK BS「ピアノぴあ」出演スケジュール

NHK-BSで一日10分ずつ、ピアノの歴史をたどる番組が2007年の一年をかけて放映されました。1月と2月に小倉貴久子が計12回出演しました。

小倉貴久子の出演スケジュールおよび放映時間詳細は下記の通りです。

○2007年1月〜12月 ※初回は1月8日(月)

○月曜〜金曜 BS hi 午前 7:35〜7:45

(再)月曜〜金曜 BS hi 午後 9:50〜10:00/

         BS 2 午後 6:45〜6:55

   日曜    BS hi 午前 6:00〜6:50(1週間まとめて)

1月8日(祝・月)

ジュスティーニ ピアノのための曲集 作品1-4 ホ短調(クリストフォリピアノ:浜松市楽器博物館所蔵)

1月18日(木)

スカルラッティ ソナタ ニ短調 K.1、ト短調 K.8、ニ短調 K.9、ト長調 K.14(クリストフォリピアノ:浜松市楽器博物館所蔵)

1月19日(金)

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ チェンバロとピアノのための二重協奏曲 変ホ長調 第1楽章(チェンバロ[広沢麻美]、ワルターピアノ&オーケストラ:ラ・バンド・サンパ)

1月26日(金)

ハイドン ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.16-52「イギリスソナタ」第1楽章(ブロードウッド:浜松市楽器博物館所蔵)

1月29日(月)

ヨハン・クリスティアン・バッハ ピアノソナタ 作品5-4(ホフマン:渡邊順生氏所蔵)

1月30日(火)

コジェルフ ピアノソナタ 作品15-1 ト短調 第1楽章(ホフマン:渡邊順生氏所蔵)

1月31日(水)

ムツィオ・クレメンティ ソナタ 作品24-1 第1,3楽章(ホフマン:渡邊順生氏所蔵)

2月1日(木)

ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク ピアノソナタ 作品9-2 第1楽章(ホフマン:渡邊順生氏所蔵)

2月2日(金)

ウェーバー 舞踏への勧誘ー華麗なロンド 作品65 ワルター&サン(浜松市楽器博物館所蔵)

2月7日(水)

モーツァルト ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(ワルターピアノ&オーケストラ:ラ・バンド・サンパ)

2月22日(木)

モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 第1楽章(ワルターピアノ&オーケストラ:ラ・バンド・サンパ)

2月23日(金)

モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 第2楽章(ワルターピアノ&オーケストラ:ラ・バンド・サンパ)

オーケストラ「ラ・バンド・サンパ」メンバー

1st ヴァイオリン:桐山 建志、小田 透、杉田 せつ子

2nd ヴァイオリン:大西 律子、小田 瑠奈

ヴィオラ:諸岡 涼子、小橋 かな

チェロ:長明 康郎

コントラバス:溝入 敬三

フルート:中村 忠、北川 森央

オーボエ:本間 正史、永浜 由桂

ファゴット:依田 嘉明、鹿野 智子

ホルン:塚田 聡、伴野 涼介

トランペット:斎藤 秀範、村田 綾子

ティンパニ:村本 寛太郎

○1月20日 神奈川県立音楽堂

横浜室内管弦楽団

共演:笠原勝二(指揮)、横浜室内管弦楽団

L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 作品15 他

☆1月13日、2月8日、3月3日 アクトシティ浜松音楽工房ホール、静岡音楽館AOI、第一生命ホール

ベートーヴェンのアンサンブル

共演:桐山 建志、花崎 薫、高木 聡、藤村 政芳、長岡 聡季

L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(室内楽版)、交響曲第2番(ピアノ三重奏曲版)、ピアノソナタ第17番〈テンペスト〉他

 

[静岡文化芸術大学の室内楽演奏会2]

静岡文化芸術大学がお届けする室内楽シリーズ第2弾のテーマはベートーヴェン。室内楽編成の《ピアノ協奏曲 第4番》など、あるときはオーケストラ風に響き、あるときは独奏の美しさを湛えるアンサンブルの世界を、再び浜松市楽器博物館のフォルテピアノとともに、名手たちの演奏でお楽しみいただきました。

小倉 貴久子(フォルテピアノ)、桐山 建志(ヴァイオリン)、花崎 薫(チェロ)、高木 聡(ヴァイオリン)*、藤村 政芳(ヴィオラ)*、長岡 聡季(ヴィオラ)*

*Aプログラムのみ

【浜松公演】博物館レクチャーコンサート、静岡文化芸術大学文化芸術セミナー

Aプログラム

2007年1月13日(土)

14:00開演(開場13:00, 13:15〜 平野 昭のプレトーク)

 

【静岡公演】

Bプログラム

2007年2月8日(木)

19:00開演(開場18:30)

 

【東京公演】TAN's Amici Concert

Aプログラム

2007年3月3日(土)

18:00開演(開場17:30)

【プログラム】

Aプログラム[浜松・東京公演]

L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番「原典資料に基づく室内楽稿」H.-W.キューテン編 作品58、交響曲 第2番「ピアノ三重奏版」 作品36、ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 〈テンペスト〉作品31-2

Bプログラム[静岡公演]

L.v.ベートーヴェン:交響曲 第2番「ピアノ三重奏版」 作品36、ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 〈春〉作品24、《魔笛》の主題による変奏曲 作品66、ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 〈悲愴〉作品13

【使用楽器】

Aプログラム(浜松・東京)使用楽器

A.ヴァルター作 Anton Walter & Son (Vienna, c1808-10)

はね上げ式 シングル・エスケープメント 73鍵 浜松市楽器博物館所蔵

Bプログラム(静岡)使用楽器

ヴァルターをモデルにしたマーネ作 Chris Maene (1995) after A.Walter (1795)

はね上げ式 シングル・エスケープメント 63鍵 小倉貴久子蔵

*当公演関連CD:浜松市楽器博物館コレクションシリーズ7「舞踏への勧誘〜ウィーンの音・ワルター・ピアノ〜」:小倉貴久子が《ピアノ・ソナタ 第26番》変ホ長調「告別-不在-再会」作品81aなどを演奏。公演時のフォルテピアノを使用。

 

まさに

『浜松発、東京から世界に発信するコンサート』である。大学、博物館、ホール、演奏家はそれぞれ単独でもコンサートを実現することができる。しかし、この四者がひとつの力となったとき、どれほどスリリングて充実した“音楽の場”が生まれることか。(岡田敦子氏、『ムジカノーヴァ』2006年5月号より)

 

 ショパンの《ピアノ協奏曲第1番》「室内楽版」を中心にした演奏会「ショパンのアンサンブルを、19世紀のサロンの響きで」(2006年2〜3月)に対して、岡田氏をはじめ多くの方々から高い評価をいただき、ご好評にお応えして、当初1回限りの予定であったプロジェクトを全3回のシリーズに拡充することになりました。

 全回を貫くテーマは、ピアノという楽器とピアノ付きアンサンブル音楽の変貌です。19世紀序盤のピアノは、現代とは異なる特性をもち、地域ごと、個体ごとの違いがはっきりしていました。そして弦楽器との合奏のなかで、20世紀のピアノとは明らかに異なる魅力を放っていました。第2回までにそのことは明らかになるでしょう。しかしやがてピアノはかなり標準化され、「わたしたちの知っているピアノ」に近づいていきます。そのことを端的に示しているのがピアノ協奏曲というジャンルです。このジャンルは、ショパンやクララ・ヴィークの時代まで、オーケストラ曲でも室内楽でもあり得たのですが、やがて「室内楽としては存在できない」、大オーケストラとパワフルなピアノが対峙する音楽としてその姿を確立します。そして、ピアノ協奏曲「室内楽版」がその使命を終えるのと入れ替わるように、新しい姿のピアノに対応するようなピアノ付き室内楽(五重奏など)の本格的な歴史がスタートします。シューマンの《ピアノ五重奏曲》は、そのような時代を象徴しています。

 ピアノ文化史の変遷を体感していただくために、浜松市楽器博物館のコレクションのなかから19世紀初めの楽器が毎回1台、浜松の「鳴り響く文化財」として東京にお目見えします。そして、この時代の音楽の演奏で高い評価を受けているスペシャリストたちが、単なる過去の再現ではない生き生きとした音楽をお届けします。世界的に貴重なこのプロジェクトを、どうかお聞き逃しなく。

「静岡文化芸術大学の室内楽演奏会」監修:小岩信治・平野昭

○3月11日、3月17日 東京国立博物館、国立科学博物館

東京オペラの森 NOMORIイベント・ウィーク

共演:ラ・バンド・サンパ、塚田 聡(ホルン)

W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番、ホルン協奏曲第1番 他

 

○4月14日 所沢市立松井公民館

松井クラシックのつどい「小倉貴久子フォルテピアノリサイタル」

J.ハイドン:クラヴィアソナタホ長調、I.プレイエル:ソナチネ第3番、W.A.モーツァルト:クラヴィアソナタヘ長調、コジェルフ:クラヴィアソナタヘ短調、ベートーヴェン:幻想曲風ソナタ変ホ長調

 

○5月30日 愛媛県県立文化会館サブホール

☆6月4日 ムジカーザ

木管アンサンブルの夕べ

共演:若尾圭介(オーボエ)、山本正治(クラリネット)、吉永雅人(ホルン)、水谷上総(ファゴット)

W.A.モーツァルト:五重奏曲 変ホ長調 K.452、L.v.ベートーヴェン:五重奏曲 変ホ長調 作品16 他

 

○6月15日 近江楽堂

オカリーナが奏でる日本の歌/心

共演:山崎万理子(オカリナ)

かやの木山の、浜辺の歌、ねむの木の子もり歌、出船、椰子の実、さくら貝の歌、雪のふるまちを、おぼろ月夜、伊那、落葉松、城ケ島の雨、霧と話した、初恋、ピアノのためのからたちの花、待ちわびて

 

○7月27日 鯖江市文化センター

夏季 音楽セミナー VOL.1

共演:村井頌子(バロックダンス)

バロック音楽講座、バロックコンサート〈J.S.バッハ:パルティータ第4番、J-Ph.ラモー:ガヴォットと6つのドゥブル〉

 

○9月2日 浜松市楽器博物館音楽工房ホール

楽器博物館レクチャーコンサート「ナチュラルホルンの愉しみ」

共演:塚田 聡(ナチュラルホルン)

モーツァルト:ホルン協奏曲第1番ニ長調、ダンチィ:ホルンソナタ ヘ長調

 

○9月21日 代官山ヒルサイドテラス プラザホール

木管とチェンバロの夕べ

共演:若尾圭介(オーボエ)、水谷上総(ファゴット)他

J.S.バッハ:オーボエソナタト短調、ファッシュ:ファゴットソナタ、ベデッカー:ファゴットソナタ「モニカ」、ラモー:「優しい訴え」「ガヴォットと6つのドゥーブル」他

 

○10月2日 大阪いずみホール

いずみホール音楽講座2007 「ベートーヴェンが愛した女性たち」

ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」、ソナタ第23番「熱情」、ソナタ第24番「テレーゼ」、ソナタ第28番、第30番、第31番、「エリーゼのために」

 

○12月8日 横浜みなとみらいホール 小ホール

小ホール・レクチャーコンサートシリーズ「ピアノの歴史」第8回 20世紀の幕開け

講師:安田和信、監修:渡邊順生、使用楽器:ベヒシュタイン(ベルリン1913年)

ヤナーチェク:《草かげの小径にて第1集》~第1番「我らの夕べ」、第2番「落ち葉」、バルトーク:ルーマニア民族舞曲集 Sz.56、スクリャービン:《8つの練習曲》Op.42~第5曲嬰ハ短調、ラフマニノフ:《10の前奏曲》Op.23~第5曲 ト短調、グラナドス:《12のスペイン舞曲》Op.37~第5曲「アンダルシア」、フォーレ:バルカロール第6番変ホ長調Op.70、ラヴェル:《クープランの墓》より第1曲「プレリュード」、第5曲「メヌエット」、ドビュッシー:《喜びの島》

 

○12月15日 いわき市 IWAYA タリアッセン教会

フォルテピアノコンサート La-folia concert

モーツァルト:「ああお母さま聞いてくださいの主題による変奏曲」、ピアノソナタイ長調 K.331、ベートーヴェン:ソナタハ短調 op.13「悲愴」、ソナタ嬰ハ短調 op.27-2「月光」

 

○12月16日 いわき市立美術館

いわき市立美術館コンサート 巨匠ブールデル展

ベートーヴェン:ソナタ嬰ハ短調 op.27-2「月光」、「エリーゼのために」