ヴァイオリン:桐山 建志
フォルテピアノ:小倉貴久子
収録曲:
[Disc 1]
パルティータより〔メンデルスゾーンによるピアノ伴奏付〕
プレリュード〈パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より〉
シャコンヌ〈パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より〉
ソナタ〔シューマンによるピアノ伴奏付〕
ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
[Disc2]
パルティータ〔シューマンによるピアノ伴奏付〕
パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
使用フォルテピアノ:J.B.シュトライヒャー 1845年製 ウィーン
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19世紀のバッハ像が、現代のバッハ演奏にさらなる奥行きを生んだ
1840年、作曲から120年を経たバッハの無伴奏〈プレリュード〉と〈シャコンヌ〉が、メンデルスゾーンによる伴奏付きで蘇演された。これに感銘を受けたシューマンは全6曲の伴奏付けを1853年に完成。「無伴奏」に慣れた耳には新鮮な和声や強弱が書かれた伴奏譜に桐山・小倉デュオは純粋に向き合い、無伴奏で弾く際とは解釈とテンポを変え独自の曲想を作る。19世紀のロマンティックなバッハ像は、現代の演奏や聴き方にも新たな視点をもたらすだろう。