シリーズコンサート
小倉貴久子のシリーズコンサート《フォルテピアノの世界》
さまざまな時代や地域で生まれた作品を当時の鍵盤楽器で楽しいトークとともにお届けします!
ザルツブルクのモーツァルト
〜シュタインのフォルテピアノとタンゲンテンフリューゲルの魅力〜
2025年10月3日(金)
19:00開演
豊洲シビックセンター ホール
J.G.エッカルト:ソナタ ハ長調 Op.1-5
C.P.E.バッハ:音楽さまざま Wq117より
J.A.シュチェパーン:ソナタ へ長調 Op.1-3
I.v.ベーケ:15の変奏曲つきアリエッテ ハ長調
L.v.ベートーヴェン:選帝侯ソナタ ヘ短調 WoO47-2
W.A.モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 K.281、ソナタ ニ長調 K.284「デュルニッツ」
ザルツブルクのモーツァルト家には、シュペートのタンゲンテンフリューゲルがあったことが知られています。タンジェントで弦を打つシンプルな機構のタンゲンテンフリューゲルは、タッチの変化で強弱をつけることのできる美しい響きの楽器です。ウィーン式アクションのパイオニアのシュタインのフォルテピアノも、青年モーツァルトに大きな影響を与えました。ザルツブルク時代のモーツァルトやボン時代のベートーヴェンにインスピレーションを与えた2台の鍵盤楽器で、当時人気のあった作品と共に愉しむ貴重なコンサートです。