シリーズコンサート
小倉貴久子のシリーズコンサート《フォルテピアノの世界》
さまざまな時代や地域で生まれた作品を当時のフォルテピアノで楽しいトークとともにお届けします!
エラール・ピアノとヴァイオリンで織りなす魅惑の響き
ーベル・エポックー
2024年10月5日(土)
14:00開演(13:30開場)
トッパンホール
終了しました!
ガブリエル・ピエルネ:セレナード イ長調 作品7
ガブリエル・フォーレ:ヴァイオリンソナタ 第1番 イ長調 作品13
モーリス・ラヴェル:ヴァイオリンソナタ 第1番 イ長調 遺作
セザール・フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
アンコール曲
セシル・シャミナード:スペイン風セレナード(クライスラー編)
ガブリエル・フォーレ:子守唄
ヴァイオリン:毛利文香
フォルテピアノ:小倉貴久子
使用楽器:エラール(1890年)
全席指定 4,500円 U-25 2,500円
*U-25は、25歳以下限定のチケットです。入場時に生年月日がわかるものをご提示ください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
【チケット発売・お問い合わせ】
メヌエット・デア・フリューゲル【主催】TEL 048-688-4921 mail: mdf-ks@piano.zaq.jp
こちらの申し込みフォーム(一般/U-25)よりお申し込みください。
【チケット発売】
・トッパンホールチケットセンター
TEL 03-5840-2222(土日祝休) www.toppanhall.com
・イープラス e+ イープラス内当公演のページ
トッパンホール
飯田橋駅徒歩13分/江戸川橋駅徒歩8分/後楽園駅徒歩10分
〒112-0005 東京都文京区水道1-3-3 TEL 03-5840-2200
協力:ナトリピアノ
後援:東京藝術大学音楽学部同声会/(一社)全日本ピアノ指導者協会
19世紀末から20世紀初頭のパリでは、建築や家具などのアール・ヌヴォー(新しい芸術)様式や、モネやルノワールなどの印象派の絵画など、華やかな芸術文化が花開きました。
ダブル・エスケープメントを発明するなど、現代ピアノのアクションを完成させたフォルテピアノ製作家のエラールは、スタインウェイやチッカリングが開発した交差弦や鋳型金属製フレームには、音色を損なうという理由で否定的でした。19世紀末になっても平行弦と数本の鉄柱のみで支えられた木製のフレームによるフランス語の響きのような音色を固守しました。そんな19世紀末のエラール・ピアノの音色は、ヴァイオリンとも絶妙に融合し、特別な響きを生み出します。
ヴァイオリンソナタの大傑作、フランクのソナタ。音楽のアール・ヌヴォーのようなフォーレのヴァイオリンソナタ。ラヴェルがパリ音楽院学生時代に作曲した甘美なリリシズムが際立つヴァイオリンソナタと、芳しい香りに満ちた深い森で愛し合う恋人たちの情景のようなピエルネのセレナード。
しなやかな感性と躍動する音楽が印象的な毛利文香のヴァイオリンと、作曲家の身近にあった当時のエラールで、ライブならではのときめきのベル・エポック(美しい時代)の世界をお楽しみいただきます。
毛利 文香 ヴァイオリン Fumika Mohri
2012年、第8回ソウル国際音楽コンクール第1位。2015年、第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第6位。2019年、モントリオール国際音楽コンクール第3位。これまでに、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞などを受賞。慶應義塾大学文学部卒業。桐朋学園大学ソリストディプロマコース、クロンベルクアカデミー、ケルン音楽大学修了。これまでに、田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎、ミハエラ・マーティンの各氏に師事。
写真:Sihoo Kim
Erard(1890, Paris)