小倉貴久子と巡る クラシックの旅 vol.3

まるごとベートーヴェン!

フォルテピアノの変遷とベートーヴェンの軌跡

3台のフォルテピアノでベートーヴェンの足跡をたどる!

2021年3月13日(土)16:00開演(15:30開場)

北とぴあ さくらホール

JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」徒歩2分

この演奏会は終了しました。

小倉貴久子(フォルテピアノ)

若松夏美(コンサートマスター)・ベートーヴェンまるごとオーケストラ(ピリオド楽器使用)

名曲の生まれた時代にタイムスリップ!

シリーズ「小倉貴久子と巡るクラシックの旅」

ベートーヴェンの人生をフォルテピアノの変遷とともに追体験するようなプログラム。

ソロと室内楽の名曲、そして後半ではピリオド楽器との協奏曲「皇帝」をお届けします。

まさにベートーヴェンの魅力満載の「まるごとベートーヴェン!」

愉しい午後をさくらホールでお過ごしください!

小倉貴久子


LUDWIG VAN BEETHOVEN 1770-1827

使用楽器と演奏曲目

Anton Walter アントン・ヴァルター 1795年モデル(復元楽器 C.マーネ製作)

ウィーン登壇後のベートーヴェンが愛用した楽器

 

ピアノソナタ 嬰ハ短調 作品27-2「月光」

ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 作品11「街の歌」第3楽章

ヴァイオリンとピアノのためのロンド ト長調 WoO41

 

ウィーン式アクションと呼ばれるシンプルなアクションをもち、ダンパー*1を解放させる装置と、弦とハンマーの間に薄い布を挟み込み音色を変化させるモデラート*2がついている。足ペダルではなく膝レバーで操作する。音域は5オクターヴで軽いタッチ、明快な発音、倍音の豊かな音色が魅力。初期のソナタはまさにこのタイプの楽器を想定して書かれた。

*1ダンパー 弦の振動を止める装置。現在のペダルの右ペダルの働きを持つ。*2モデラート 弱音装置

John Broadwood & Son ジョン・ブロードウッド&サン 1800年ごろ(太田垣至修復2020年)

ベートーヴェンが感化された当時最新鋭のピアノ

 

ピアノソナタ へ短調 作品57「熱情」第1楽章

チェロソナタ 第3番 イ長調 作品69 第3楽章

 

1803年、エラール 社より贈られたピアノでイギリス式アクションに触れたベートーヴェンは、ウィーンの楽器と異なるダイナミックな音響に感化され《ワルトシュタイン》や《熱情》を作曲。1818年にはブロードウッドよりイギリス式・6オクターヴの楽器を贈られ、《ハンマークラヴィーア》など後期の作品のインスピレーションを得た。このブロードウッドは1803年に贈られたエラール と音域・構造が近い。

J.B.シュトライヒャー 1845年製

公私ともに関わりの深かった製作家親子の楽器

 

ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」

エリーゼのために WoO59-3

 

プライベートでも親しかったピアノ製作家シュトライヒャー夫妻の息子であるヨハン・バプティストが1845年に製作した楽器。ウィーン式アクションの軽やかなタッチによる繊細な表情と、歌うような豊かなサウンドが魅力。6オクターヴ半の音域をもっており、これは晩年のベートーヴェンが望んだ音域でもある。1824年にベートーヴェンはバプティストのピアノを試弾している。


演奏者のプロフィール

小倉貴久子 フォルテピアノ Kikuko Ogura

東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院首席卒業。ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位。文化庁芸術祭大賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞、JXTG音楽賞など受賞歴多数。東京藝術大学講師。CD録音は50タイトル以上。シリーズコンサート「小倉貴久子の《フォルテピアノの世界》」など、次々と打ち出される企画から目が離せない、唯一無二のピアニスト。

コンサートマスター 若松 夏美 ヴァイオリン Natsumi Wakamatsu

桐朋学園大学、デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ コンサートマスター。東京藝術大学古楽科非常勤講師

ベートーヴェンまるごとオーケストラ(ピリオド楽器使用)

若松夏美*(コンサートマスター)

ヴァイオリン:高田あずみ・秋葉 美佳・天野 寿彦・原田 陽・堀内 麻貴・堀内 由紀・山内 彩香

ヴィオラ:丸山 韶・佐々木梨花・佐藤 駿太

チェロ:山本 徹*・島根 朋史

コントラバス:西澤 誠治・小室 昌広

フルート:柴田 俊幸・前田りり子

オーボエ:三宮 正満・荒井 豪

クラリネット:満江菜穂子*・渋谷 圭祐

ファゴット:岡本 正之・鈴木 禎

ホルン:下田 太郎・藤田麻理絵

トランペット:斎藤 秀範・大西 敏幸

ティンパニ:井手上 達

*印は室内楽も演奏する奏者


チケットのお求め

全席指定(税込)

一般 4,000円(ペア 7,000円)

北区民 3,500円(ペア 6,000円)

U-25 2,000円

*U-25は25歳以下の方のみ購入可。入場時に生年月日がわかるもの(保険証、学生証など)をご提示ください。

*メヌエット・デア・フリューゲルでは北区民向けのチケットは取り扱っておりません。北区民割引は、ほくとぴあチケットオンライン(WEB)、北とぴあ1階チケット売場(窓口)で購入可。WEB、窓口あわせてお一人様4枚まで。WEB購入は事前に要北区民登録。窓口購入は北区在住が分かるもの(免許証、保険証など)を要提示。

[新型コロナウイルス感染防止対策について]

・本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じ、市松模様状に着席不可の席を設け半数以下の定員で開催します。

・新型コロナウイルス感染防止のための北区文化振興財団のポリシーはこちらをご覧ください。開催可否などの情報は当ページでお知らせいたします。

◇メヌエット・デア・フリューゲル(当サイト)オンライン・・・メヌエット・デア・フリューゲルでの取扱枚数は終了しました。

残券僅かながら、当日券の販売もございます。

◇ほくとぴあチケットオンライン・・・https://p-ticket.jp/kitabunka

◇北とぴあ1階チケット売場・・・窓口のみ 10:00〜20:00*臨時休館日は10:00〜18:00まで、全館休館日は休業

◇チケットぴあ(Pコード 189-549)・・・0570-02-9999 https://pia.jp/t  セブン・イレブンで直接購入可

◇e+(イープラス)・・・https://eplus.jp/ *ファミリーマートで直接購入可 *e+ではペア券の取扱なし


主催・お問い合わせ:公益財団法人 北区文化振興財団 03-5390-1221(平日9:00〜17:00)

共催:東京都北区 助成:芸術文化振興基金 協賛:越野建設株式会社

協力:メヌエット・デア・フリューゲル 後援:一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

アクセス

北とぴあ

東京都北区王子1-11-1

JR京浜東北線王子駅 北口

東京メトロ南北線王子駅下車

徒歩2分

〔お問い合わせ〕(公財)北区文化振興財団 tel.03-5390-1221(平日9:00〜17:00)  https://kitabunka.or.jp/

*当公演ページ(小倉貴久子のインタビュー掲載中)

◯車椅子席をご希望の方は発売日より上記お問い合わせ先にてご予約ください(数に限りがあります)。◯未就学児の入場はお断りしております。◯託児サービス(2歳以上の未就学児、1人2,000円)をご希望の方は発売日より2021年3月5日(金)までに、イベント託児・マザーズ0120-788-222(平日10:00〜17:00)へお申込みください(*定員に達した場合、早めに締め切る場合もございます)。◯出演者、曲目は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。◯会場内での許可のない写真撮影・録音・録画などはお断りしております。


ご来場、誠にありがとうございました!



*当ページの情報は「まるごとベートーヴェン!」広報チラシより全文を転載したものです。