小倉貴久子と巡る クラシックの旅 Vol.2
3月1日(日)に新型コロナウイルスの影響で中止となったコンサートの振替公演が実現!
2020年7月8日(水)start19:00 open18:15
(ロビーの密を避けるため開場時刻を早めました)
北とぴあ さくらホール
JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」徒歩2分
*当公演の開催ポリシーの詳細については、北区文化振興財団(北とぴあ)ウェブサイトの当公演のページをご覧ください。
名曲の生まれた時代にタイムスリップ!
シリーズ「小倉貴久子と巡るクラシックの旅」
第2回はショパンの時代、19世紀パリのサロンへ。毎夜サロンを賑わせていたピアニスト、リストにカルクブレンナー、ショパンが敬愛していたフンメルとフィールド。国籍の異なる彼らヴィルトゥオーゾの華麗なるピアノ作品をお聴きいただきます。ショパンの作品からは、当時のサロンで演奏されていた室内楽編成のピアノ協奏曲と、バラード、ワルツ、ノクターンなどソロの名曲をお届けします!協奏曲では、ガット弦を張った楽器を19世紀の弓で操る気鋭のメンバーとともに演奏します。ショパンにまつわる3台のフォルテピアノと魅惑のプログラムをお楽しみください!
小倉貴久子
Frédéric François Chopin フレデリック・ショパン
1810年ポーランドに生まれ、20歳までを首都ワルシャワで過ごしたショパン。ウィーン演奏旅行中にワルシャワで蜂起が起こり、パリに移住。様々な才能で魅力あふれるショパンは、リストなど多くの芸術家や貴族と交流をもち、パリの社交界の寵児に。その後、祖国を想いながらもその土を二度と踏むことなく39歳で没した。「せめて心臓だけでも帰りたい」という遺言は彼の姉により叶えられ、その心臓は今もワルシャワの教会に眠っている。
この演奏会は終了しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から公演時間を見直し、当初予定しておりました曲目のうち、次の2曲は演奏しないことになりました。
・F.ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23
・J.フィールド:ノクターン ハ短調
何卒事情をご賢察の上、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
なお、終了時刻はおおよそ21時を予定しています。
Johann Baptist Streicher ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1845年製)
幼少期からショパンが親しんでいたウィーン式アクションのピアノ
F.ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
R.シューマン:《謝肉祭》4つの音符による愛らしい情景 作品9より「ショパン」
J.N.フンメル:ハンガリー風ロンド ハ長調 作品107-6
19世紀ウィーンを代表する製作家。単純なウィーン式(跳ね上げ式)の打弦機構で、そのシンプルさゆえの細やかな表現が魅力。響きは芳香で夢のよう!シューマンなどドイツ系ロマン派の作曲家と深い関係をもつ楽器。
Ignace Pleyel & Companie イニャース・プレイエル(1848年製)
ショパンが晩年の演奏会で弾いたものと同型!
F.ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11〜ドイツ初版に基づく弦楽五重奏伴奏付き〜
F.ショパン:ノクターン 変ホ長調 作品9-2
F.ショパン:華麗なる大円舞曲 イ短調 作品34-2
F.カルクブレンナー:ロマンスと華麗なロンド へ長調 作品96
1807年、パリ創業のプレイエル。突き上げ式の打弦機構をもち、パリのエスプリを感じさせる魅惑的な音色。繊細なタッチが要求され演奏は難しい。ショパンは調子のよい時に、心の内面を自在に表現できるプレイエルを愛奏した。
Sébastian Erard セバスティアン・エラール(1845年製)
パリのヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちの演奏を支えた楽器
F.ショパン:ワルツ 変ニ長調 作品64-1「仔犬」
F.ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品23
F.リスト:《パガニーニ大練習曲集》より「ラ・カンパネラ」S.141
J.フィールド:ノクターン ハ短調
メカニックに強いエラールは、連打が容易になるダブル・エスケープメント*を発明。現代のピアノまで継承されている。安定した演奏と芸術性のバランスが、リストなどヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちに愛用された銘器。
*エスケープメント:打弦の際、ハンマーが弦に一瞬しか触れないようにする為の仕組みのこと。
小倉貴久子 フォルテピアノ Kikuko Ogura
東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院首席卒業。ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位。文化庁芸術祭大賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞、JXTG音楽賞など受賞歴多数。東京藝術大学講師。CD録音は40タイトル以上。シリーズ「小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》」など次々と打ち出される企画から目が離せない、唯一無二のピアニスト。
若松 夏美 ヴァイオリン Natsumi Wakamatsu
桐朋学園大学、デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ コンサートマスター。東京藝術大学古楽科非常勤講師
原田 陽 ヴァイオリン Akira Harada
ジュリアード音楽院、パリ国立高等音楽院大学院に学ぶ。S&R財団よりワシントン賞受賞。アンサンブル・ヴァガボンズ メンバー、カントゥス・エーブリウス、コレギウム・ムジカーレ コンサートマスター。
成田 寛 ヴィオラ Hiroshi Narita
デン・ハーグ王立音楽院に留学。山形交響楽団契約首席奏者を務める他ピリオド楽器奏者として楽遊会弦楽四重奏団、オーケストラ・リベラ・クラシカなどで活躍。山形大学客員准教授。
島根 朋史 チェロ Tomofumi Shimane
東京藝術大学博士課程修了。それぞれの時代にあった楽弓を使用する、バロック・古典・現代の三刀流チェロ奏者。古楽オーケストラ《La Musica Collana》首席奏者。
西澤 誠治 コントラバス Seiji Nishizawa
東京藝術大学大学院修了。読売日本交響楽団を定年退職後、フリーランスとして活動。バッハ・コレギウム・ジャパン ヴィオローネ奏者。アンサンブル・ヴァガボンズ主宰。
全席指定(税込)*e+ではペア券の取扱なし
一般 3,800円(ペア 7,000円)
北区民 3,000円(ペア 5,500円)
U-25 1,800円
*U-25券は25歳以下限定。入場時に生年月日がわかるもの(保険証、学生証など)をご提示ください。
*メヌエット・デア・フリューゲルでは北区民向けのチケットは取り扱っておりません。
※客席内の密集を避けるため、当公演のチケットは6月3日(水)をもって販売終了といたしました。当日券もございません。
◇ほくとぴあチケットオンライン・・・https://p-ticket.jp/kitabunka
◇北とぴあ1階チケット売場・・・窓口のみ 10:00〜20:00(臨時休館日は18:00まで、全館休館日は休業)
◇チケットぴあ(Pコード 183-316)・・・0570-02-9999 https://pia.jp/t セブン・イレブンで直接購入
◇e+(イープラス)・・・https://eplus.jp/ ファミリーマートで直接購入(e+ではU-25券を「中人」と表記しています)
*U-25券は25歳以下限定。入場時に生年月日がわかるもの(保険証、学生証など)をご提示ください。
*北区民割引は、ほくとぴあチケットオンライン、北とぴあ1階チケット売場(免許証、保険証等要提示)でのみ取扱い。WEB、窓口あわせてお一人様4枚まで購入可能。
主催・問合せ:公益財団法人 北区文化振興財団 tel.03-5390-1221 共催:東京都北区
協力:メヌエット・デア・フリューゲル 後援:東京都北区教育委員会、一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
協賛:越野建設株式会社
北とぴあ
東京都北区王子1-11-1
JR京浜東北線王子駅 北口
東京メトロ南北線王子駅下車
徒歩2分
〔お問い合わせ〕
(公財)北区文化振興財団
tel.03-5390-1221 https://kitabunka.or.jp/
北区では地域の「つながり」、「支え合い」の大切さを見直すため「地域のきずなづくり推進プロジェクト」に取り組んでいます。
●車椅子席をご希望の方は発売日より上記お問い合わせ先にてご予約ください(数に限りがあります)。●未就学児の入場はお断りしております。●託児サービス(2歳以上の未就学児、1人2,000円)をご希望の方は発売日より2020年7月1日(水)までに、イベント託児・マザーズ0120-788-222(平日10:00〜17:00)へお申込みください(定員に達した場合、早めに締め切る場合もございます)。●出演者、曲目は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。●会場内での許可のない写真撮影・録音・録画などはお断りしております。
当演奏会の協賛企業、越野建設のサイト〈音楽マンションクラブ〉の音楽家インタビューのコーナーに小倉貴久子が登場。この演奏会に対する思いなどを語っています。
2020年3月1日(日)に開催予定だった「ショパンの愛したピアノたち」演奏会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期になりました。延期公演の詳細は以上の通りです。
*当ページの情報は「ショパンの愛したピアノたち」広報チラシより全文を転載したものです。