「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」には毎回、モーツァルトと関わりのある作曲家等をひとりずつゲストとして迎えます。 モーツァルトとゲスト作曲家のクラヴィーアのソロ作品、またピリオド楽器奏者と共にお届けする室内楽、連弾、歌曲などなど、お話を交えながらのコンサートです。 18世紀にタイムスリップしたかのようなひととき、「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」にみなさまをご案内いたします!
《第38回》
2019年7月31日(水)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂
〔ゲスト作曲家〕C.M.v.ヴェーバー Carl Maria von Weber [1786-1826]
小倉 貴久子(クラヴィーア)・満江 菜穂子(クラリネット)
当公演は終了しました
完売御礼!当日券の販売もございません!
C.M.v.ヴェーバー:
クラリネットとクラヴィーアのための変奏曲 変ロ長調 作品33
協奏的大二重奏曲 変ホ長調 作品48
「舞踏への勧誘」変ニ長調 作品65
モーツァルト:
小品 変ロ長調 K.15aa
アレグロ 変ロ長調 K.400
「クラリネット五重奏曲 K.581終楽章」の主題による変奏曲 イ長調 K.Anh.137
クラリネット五重奏曲 K.581(大ソナタとして1809年に出版されたクラリネットとクラヴィーア編曲版)
[第38回]C.M.v.ヴェーバー
大作曲家ヴェーバーの父とモーツァルトの妻コンスタンツェの父は兄弟です。モーツァルトとヴェーバーは縁戚関係にあるわけですが、音楽上でも強い結びつきがありました。ドイツ語によるジングシュピール《後宮からの逃走》やオペラ《魔笛》は、モーツァルトが自国語を意識して書いたオペラで、その精神をヴェーバーが受け継ぎ《魔弾の射手》に結実します。18世紀末、楽器として発展し晩年のモーツァルトに愛されたクラリネット。ヴェーバーもこの新出の楽器のためにコンチェルトや五重奏曲を書きました。
ヴェーバーは華麗な技巧をもつピアニストで〈舞踏への勧誘〉は愛妻カロリーネに捧げた魅力的な作品。ウィンナワルツの手本ともなりました。ヴェーバーがクラヴィーアとクラリネットのために書いた作品と、曲中にコンスタンツェも登場するアレグロK.400など、モーツァルトとヴェーバーの関係に思いを馳せるロマンティックな夜となることでしょう。
満江菜穂子 クラリネット Nahoko Mitsue
デン・ハーグ王立音楽院修了。クラシカル・クラリネットをE.ホープリッチ氏に師事。留学中「18世紀オーケストラ」「フライブルク・バロック・オーケストラ」などの公演に参加。モーツァルトの協奏曲を「クラシカル・プレイヤーズ東京」と共演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」や「オーケストラ・リベラ・クラシカ」等で活躍中。昭和音楽大学講師。
第38回公演の使用楽器:Fortepiano made by Johann Georg Gröber [1820]
会場/近江楽堂
(京王新線「初台」駅下車、オペラシティ方面出口3分)
〒163-1407 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ3階
Tel. 03-5353-6937(近江楽堂・松木アートオフィス)
全席自由:一回券4,000円(学生2,000円)
三回セット券(第37回〜第39回):10,000円(「メヌエット・デア・フリューゲル」及び「近江楽堂・松木アートオフィス」でのみ取扱い)
当第38回公演の前売り券は完売しました。全てのプレイガイドで販売を終了しています。
当日券の販売もございません。
後援/日本モーツァルト協会・日本モーツァルト愛好会
一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会・東京藝術大学音楽学部同声会
協力:KiKla
【チケット発売・お問い合せ】
・メヌエット・デア・フリューゲル(主催)Tel.048-688-4921 mdf-ks@piano.zaq.jp
・近江楽堂・松木アートオフィス Tel.03-5353-6937
【チケット発売】
・東京オペラシティチケットセンター Tel.03-5353-9999
・イープラス e+ イープラス内当公演のページ
・当日券の有無についてはお問い合せの上ご来場ください。
・未就学児の入場はご遠慮ください。
・都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
・楽器のコンディションを保つため、夏場でも会場内が冷える可能性がありますので、羽織ものをご準備(持参)ください。
[東京オペラシティ 交通のご案内]
●京王新線〈都営地下鉄新宿線相互乗入れ〉初台駅東口・・・徒歩5分以内
●小田急線 参宮橋・・・徒歩約14分
●都営地下鉄大江戸線 西新宿五丁目駅A2出口・・・徒歩約17分
●渋谷駅西口よりバス・・・約20分
京王バス〈渋64〉:東京オペラシティ南または東京オペラシティ下車
京王バス〈渋61〉〈渋63〉〈渋66〉/都営バス〈渋66〉:東京オペラシティ南下車
*駐車場(B2)7:00~23:30 30分300円
日本経済新聞2019年5月16日朝刊の文化欄に小倉貴久子の寄稿文が掲載されました。